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施主の事情が相談できるか

お墓の形や構成には、宗教上や地域の慣習的な制約がある場合もあります。 しかし、いちばん大事なのは、施主をはじめとする家族が、そのお墓に対して抱いている、こうしたい、ああしたい、などという思いです。そうしたことを大切に考え、相談に応じてくれる業者に依頼するのがよいでしょう。

地質構造を調べてくれるか

お墓も土台などの基礎工事が重要です。基礎工事がしっかりしていないと、大雨で基礎が崩れたり、地面が陥没したりして、墓石が倒壊することもあり得ます。お墓の工事では、その墓地の地質の構造や水の流れなどのことを、よく調査する必要があります。 そうした、調査体制の整っている業者を選ぶことも大切ですが、その墓地で長年お墓造りをしてきた業者を選ぶ、という選択肢もあります。その墓地のことなら、隅から隅までわかっているからです。その墓地での実績の積み重ねが、安心感につながります。

価格が明確か

ほとんどの人が初めてお墓を建てるわけですから、見積もりの見方もよくわからない、ということが少なくありません。 信頼のできる業者なら、見積もりの根拠を、明確にわかりやすく説明してくれます。 その場合、石材については一つ一つ価格を明示し、工事費についても、工事一式などとはせず、例えばカロートエ事、外柵工事、などと分けて明示してくれることも必要です。 花立てや水鉢なども、墓石に含むのか含まないのかは、はっきりさせておく必要があります。文字や家紋などの彫刻も、どのような基準で価格が決まるのかを、はっきりとさせておきます。

製作実績をみることはできるか

石材業者の知識や技術などの程度は、その業者が実際に建てたお墓を見ると、いつそうわかりやすくなります。工事中なら、仕事の丁寧さもわかるでしょう。ただし、お墓を見て業者を判断するためには、施主もお墓や宗教に関してある程度の知識は必要となります。 遺骨の埋蔵の仕方を大事にするなら、カロートの造り方も、工事中に見ておく必要があります。カロートの造り方次第で、遺骨は大地に還ることもできるし、永遠に遺骨のままで存在することにもなります。どちらを選ぶかは、地域や慣習によっても異なります。

アフターサービスは適正か

お墓もメンテナンスが必要です。石の堅牢な建造物ではあっても、日光や風雨にさらされることによる、墓石の劣化もあります。 墓石を長い間にわたって維持してゆくための、アドバイスをしてもらえることは大切です。 墓石のクリーニングやお墓の清掃をはじめ、お墓の管理に関する事務などを代行してくれる業者もあります。お墓の取得とセットになっている場合もあります。